ひとつには、住宅の取得があまりにも高嶺の花になってしまったことです。特に戦後は、手に入れること自体が目的化し、「住まい」というだけでなく資産としての意味合いが強くなってしまいました。事実マイホームは一生の大仕事で、ようやく家を持てるという満足感・達成感が勝り、その後どう住みこなしていくかという意識が極めて低くなっているといえます。家の価値は住む人の幸福感や満足感によって決まるものです。それを資産としてのみ評価するようになったときから、日本の住まいの不幸が始まったのかもしれません。
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二つ目は、住まいを自分なりに住みこなすための意識の問題です。つまり、しっかりした生活観を持つことだと思います。自分のライフスタイルに何か合っているか、どう選択するかといった目を養うべきでしょう。