建設業でのロボット活用

2011.10.21

「吹付け知能ロボット」は、ビル建設現場で耐火被覆吹付けを自動走行で行い、センサーによる位置確認、補正も人の手に頼らない。人力の二倍で品質に問題はない。「コンクリート床仕上げロボット」は、高度な仕上げ精度が要求される金てこ仕上げを自動化するもので、タッチセンサーにより障害物感知もする。原子力発電所の基礎工事では長さ八メートル、重さ一〇〇キロを超える鉄筋を作業員が五〜七人がかりで鉄筋の上を足並みをそろえて運び何段にも配置するという危険で神経の休まらない作業が行われていた。

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「重量鉄筋用自動配筋ロボット」はこの悩みを解消した。このほか、ビルの外壁の不具合を、壁面を自在にはい回ることで点検、感知し、修理要求を示すものが出現している。愛称が「カベドーダ」といい、ネーミングの面白さと、「危険作業から人間を解放する」という開発思想の人間くささと合わせ、ひとしきり話題となった。大型上木技術でたとえばトンネル掘削の切羽には、高感度センサー、連動したデータ監視・制御・作業指示装置をシステム化しか技術が実用化されている。これも広い意味でロボット技術に含まれると考えられる。低い労働生産性打開の方策のひとつがロボットの活用。だが、経済性の壁はあり、人件費が高くならない限り、その導入テンポは進まない。建設業でのロボット活用が製造業より遅れている大きな原因である。